イラスト、デザインの副業で稼ぐポイント~ロゴデザイン編~
イラストやデザインに精通している人におススメしたいのは、ランサーズなどのクラウドソーシングで募集があるロゴデザインへの応募です。
案件にもよりますが、3万円から5万円ぐらいと一つの仕事での単価としては高額なのが魅力です。
たまに大手の企業案件も出てきますし、中小併せるとかなりの数の募集が常にある分野なので自分のスタイルに合う案件が見つからないということはないと思います。
ツールとしてはイラストレーターが必須なので、馴染みのない人は触っておく必要はあります。
納品の形式もイラストレーター形式、JPG形式あたりがほとんどなので、デザインをやっている人にとっては当たり前のソフトですが、単純に絵心があるという人にとっては敷居が高いと思う人もいるかもしれません。
ただそこまで難しいソフトでもなく、複雑な使い方をすればキリがないので勉強は必要ですが、シンプルなロゴデザインなどの場合は使う機能も限られるのでチャレンジする価値はあると思います。
ロゴデザインのコツはダサくすること!?
デザインをする人が陥るのが自分のセンスを押し付けるという行為。
確かにセンスのいい人がデザインを志すので、みなさん素晴らしいデザインを考えるのですが、何千というロゴデザインを提案してきた経験からすると、いいデザインは採用されないという事実です。
何故か?
ロゴは自社の顔になるわけですから、その顔がモードなデザイン性の高いものだとちょっと違うなと思うのが、普通の企業人の感覚です。
服装でもマルタンマルジェラの服は恰好いいのはわかっても、サラリーマンが会社には着ていけません。
またクラウドソーシングでの募集をする企業の場合、個人経営やワンマン社長の会社などが多数を占めます。
そうするとピンポイントでそのオッサン達の趣向に合わせなくてはいけないわけです。
全部が全部とは言いませんが、社長の自宅を想像してみてください。
ほとんどが趣味の悪いセンスの塊と言ってもいいぐらいの、目を覆いたくなるようなものではないでしょうか。
よく日本の商品のデザインが海外のものと比べてダサいといわれるのは、デザイナーのせいではなくゴーサインを出すオッサン達のセンスの違いが海外と日本にはあるということなのかもしれません。
ただし不思議なのは、よくある頭文字だけでシンプルにまとめたデザインでも彼ら中小企業のお偉いさんは首を縦に振らないことです。
シンプルでデザイナーから見ていいなというデザインは大企業のものがほとんどで、これは関わる広告代理店の影響力が強いとある程度いいものには仕上がるのかもしれません。
簡単なダサくて好まれる例をご紹介します。
イラストレーターでは〇を二つ作って、重ねます。
重ねた状態で分割をして欠けた月のようなパーツを作ります。
この欠けた部分を使うデザインが妙に好まれるので不思議です。
例えばナイキのロゴにあるようなものもその一例ですが、シンプルにこの欠けたパーツということではなく、このパーツと〇を組み合わせたものなどが何故か評判がいいというのが過去の事例を見るとわかります。
さらに光沢のある感じで未来的なものにするとデザインを全くしらない人は食いついてきます。
デザインをやる側をしては、光沢や影などをロゴで表現しても名刺には反映しにくいし、印刷物には向いていないと思ってしまうのですが、スクリーン上の印象だけで決めて後悔する経営者を何人も見てきました。
結局お金を払ったのに、名刺に使えないという理由でまた1から募集をかける人も結構いると思います。
このデザインする側の思いというのはまず始めから経営者側に伝わることはないので、とにかくダサいもの、過去の当選案件を研究して自分では納得のいかないものを作れるかが、ロゴデザインの世界では必要なのかもしれません。
またロゴデザインの場合はパズルのような組み合わせの発見から生まれるものなので、絵の下手な人で出来るのが魅力だと思います。
イラストレーターの操作だけが唯一のハードルなので、そこを飛び越えられる人は是非チャレンジしてみてください。